Works
実績

自社開発 / 余市イチゴラボ
農家として毎日ハウスに通う私たちが、
「自分が欲しかったアプリ」を作りました。
BLOOM WORKは、北海道余市町で夏秋イチゴを育てる農家でもあります。
現場の困りごとから生まれたアプリを、地域の農家さんにも使っていただいています。
- 形態
- 自社開発(企画・開発・運用まで自社で実施)
- 場所
- 北海道余市町(自社イチゴラボ)
- 期間
- 2023年〜(現在も改善を継続中)
- 利用
- 自社農場と、地域の農家さん7戸
- 出荷先
- ラボで育てたイチゴは、札幌・小樽の洋菓子店に出荷しています
困っていたこと
夏秋イチゴは、出荷が始まるとほぼ半年、一日も休みがありません。 ハウスの中は少しの時間で暑くなりすぎるため、天気を気にしながら窓を開け閉めし、水やりをし、 その合間に収穫と出荷をこなします。
「今ハウスの中は何度だろう」「窓を開けに戻らないと」—— そのたびに手を止めて畑に向かうことが、毎日の大きな負担でした。 記録をつける時間も取れず、経験と勘に頼る部分が残っていました。
作ったもの
01
ハウスの様子が、スマホで分かる
温度・湿度・土の状態をセンサーで測り、離れた場所からいつでも確認できます。
02
窓の開け閉めと水やりを、手元から
スマホの操作でハウスの窓を開け閉めし、水やりもできます。畑に戻る回数が減りました。
03
積算温度で、生育の進み具合が分かる
毎日の温度を自動で積み上げて計算し、開花などの起点からどこまで進んだかを確認できます。 経験と勘に頼っていた判断を、数字で振り返れます。
04
収穫の記録が、その場でつけられる
パック詰めの規格(20玉〜35玉、平詰め・レギュラー)や加工用ごとに、スマホでタップして数を入力。 月別・年別のグラフで、収穫の推移を去年と比べながら振り返れます。
自分で使うから、現場で使われる形になる
作り手が毎日の利用者でもあるので、使いにくいところはすぐに分かります。 たとえば、通信が一時的に途切れたあとに窓の操作が効かなくなる—— そうした不具合を、シーズン中も一つずつ直してきました。
こうして育てたアプリを、地域の農家さんにも使っていただいています。 「作って終わり」ではなく「使われ続ける」ところまで見届ける。この経験が、BLOOM WORKのすべての開発の土台です。
こんな方に、同じ考え方で伴走できます
- 現場の作業を楽にしたいが、市販のツールでは自社のやり方に合わない
- 農業・食品・製造など、パソコンの前にいない時間が長い仕事をしている
- 以前システムを入れたが、結局使われなくなってしまった
- センサーや機械をつないで、離れた場所から様子を見たい
技術的な詳細(エンジニアの方向け)
- 現場機器:Raspberry Pi をゲートウェイに、無線センサーで温湿度・土壌を計測
- 遠隔操作:AWS IoT Core(デバイスシャドウ)で窓の開閉・灌水を制御
- 積算温度:日次バッチ(AWS Lambda)で自動計算し、起点ごとの進み具合を集計
- クラウド:AWS Lambda / DynamoDB / Cognito によるサーバーレス構成
- アプリ:スマートフォン向けアプリ(Ionic / Angular)
- 運用:CloudFormation と CodePipeline で構築・デプロイを自動化
